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ショッピは他の化け物にAが殺されないようにと必死に止めたのだが、兄に一目会いたいからこそ組織に殺されたくないというAの意思に負けてしまい見送る事となった。ショッピくらいになるとこの国の組織の人間なんて自分が本気を出せば一捻りする事が出来るのだが、生憎世界を敵に回すと厄介な事になるのは知っている為涙を飲んだのだ。
最後まで猫姿を見せなかったのは今度会う時に何か心残りがあれば自らAが死にに行くような事は無いという苦肉の策であった。
そんなショッピの心情など知る訳もなく、猫の姿は見れなかったが気の良い兄ちゃんとお話出来て楽しかったとすら思っているA。日頃からネグレクトエトセトラを受けて来たAにとっては危機管理能力が目の前で達磨の女を見たというのにお座なりなのはポジティブの塊すぎる。
同じく白(まあ安全)なポジションでショッピと隣の部屋だからという理由で-114号室_____チーノの部屋の鍵をかんたんに開けた。これが他の人外であったら死んでいただろう。チーノの部屋でAは命拾いをした。ショッピの懸念は大当たりである。もしショッピがロボロの様に千里眼持ちだった場合は収容違反だと怒られても大胆不敵にチーノの部屋に入って行くAを殴りに行ったであろう。
「阿呆か！！お前！此処の認識では哀れな生贄なんやぞ！？何でそんな馬鹿正直に扉開けるん！？おま、お前の所為で賭けでロボロに負けるやんけ！！！」
『ひえ……』
Aの方に噛みついてくる男はチーノ。チーノの言う通り今のAは命をドブに捨てる行為の上に、白4人組で賭けをしているのだ。このままだとチーノの大事な物がロボロに持って行かれる。こんな阿呆な人間をよくショッピは好きになったなと思ったが、元来ショッピは幼子が好きであった事を思い出してチーノは頭を抱えた。
「……俺やったからええものの、今のお前は格好の的やねんぞ。死にたくないんやったらホイホイ人の部屋入るな。そっとゆっくり入れ」
『わ、分かりました』
「分かったなら宜しい」
Aは男の人に怒られる事は苦手で随分萎縮してしまった。チーノがAの為(9割は自分の為だが)に怒っていたとしても強迫観念が押し寄せてくるもので。しっかりと苦手意識を持ってしまった。この5分間は挨拶や観察、研究ではなく、チーノの説教の時間で終わる事に。5分経って解放されるとAは逃げ帰る様にしてチーノの部屋を後にした。
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オバケ(プロフ) - 続編が8回…！？もう一回遊べるドン！×8は嬉しすぎます。無理のないよう僕たちに尊いを供給してください、お願いします！！ (4月30日 21時) (
レス) @page50 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - すごく面白かったです…！！応援してます！ (4月13日 6時) (レス) @page50 id: 55db97e30c (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なーとどさん» ありがとうございます……！！続編は少しだけ手直ししているのですが、ぼちぼちと更新していこうと思っております！！ (4月10日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
なーとど(プロフ) - この作品に出会えたことに凄く感動してます！！続きいつまでも楽しみに待ってます！ (4月10日 16時) (レス) @page50 id: 13e99d6a75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - アホですさん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえて感無量です……！れ (4月9日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
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