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次にAは鬱の部屋へと向かう事にする。鬱にも迷惑を掛けてしまったのだ、申し訳ないという気持ちでいっぱいなのだ。
「Aちゃん、無事で良かったわ」
『トントンさんと神野先生のお陰でピンピンしてます！』
鬱もAがどうなったのかという事を気になっていたのだが、Aが元気そうに鬱にお礼を伝えたのを見て良かったとAの方を向く。
『それにしても此処、本当に人間離れした能力使う人が多いんですね』
「今更？」
Aにとっては非日常的な事を漸く受け入れる心の準備が出来たという事もあったのだが、それよりもAがやっと自分の立ち位置を理解したのかと鬱は煙草を吸いながら思う。馬鹿な女は可愛いと言うが、鬱にとっては馬鹿は嫌いな為にその言葉の意味が分からなかった。幼くて可愛らしい女の子はショッピに負けず劣らず好きではあるが。だが、何故かAに対しては守ってあげなくてはならないという父性すら感じる。
不憫で愛を知らないAの頭を撫でてあげたいと感じるがそれをすればAが壊れてしまうし、現に前の女を壊してしまった。Aの事は割と気に入っているからこそ壊してしまうのは許されない。何ならそれをしたらショッピとシャオロンに殺されてしまうというのを鬱は分かっているのでそんな事をしないつもりだったのだが。
そんな鬱に近付いて逆に頭を撫で始めるAに呆気に取られる。この子、僕に近付いたら精神壊されるかもしれへんっていうのにまさか撫でるん！？なんて鬱は割とショックを受けていた。
『大丈夫ですよ、どうせ5分したらこの部屋から出ますので！』
余りにも危機管理能力が低いAだが、Aの優しい手を鬱は振り解く事なんて出来なかった。
「あのなぁ……大丈夫とかちゃうねん」
言葉が通じない相手は本来鬱にとって面倒だと思うタイプなのだが、初めての人の温もりに仕方無いと鬱は呟く。これは確かにショッピが惚れるのも分かる。
「まあでも、俺今気分ええから撫でられておくわ」
『あんまり好きじゃなかったですか？』
鬱は照れ隠しのつもりで言ったのだが、本気にしたAは直ぐに鬱の頭から手を離す。それを見て鬱は冗談だとAの腕を掴んだ。後少しだけはタイムリミットがあるからと煙草をプライドと一緒に灰皿に投げ捨てて、Aに抱き着いた。お互い共依存になりそうな不安定な関係値である。
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オバケ(プロフ) - 続編が8回…！？もう一回遊べるドン！×8は嬉しすぎます。無理のないよう僕たちに尊いを供給してください、お願いします！！ (4月30日 21時) (
レス) @page50 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - すごく面白かったです…！！応援してます！ (4月13日 6時) (レス) @page50 id: 55db97e30c (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なーとどさん» ありがとうございます……！！続編は少しだけ手直ししているのですが、ぼちぼちと更新していこうと思っております！！ (4月10日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
なーとど(プロフ) - この作品に出会えたことに凄く感動してます！！続きいつまでも楽しみに待ってます！ (4月10日 16時) (レス) @page50 id: 13e99d6a75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - アホですさん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえて感無量です……！れ (4月9日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
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