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勝手に人間が神だと敬って作った正義の暴走の成れの果てがシャオロンであった。人間なんて自己中心的な奴しか居ない。それを理解したシャオロンは人間を憎むようになったのだが、如何しても邪気の無いAには可愛さを覚えてしまっていた。吐き気がする。人間なんかに靡かないと決めていたのに。そう、単純にシャオロンは人間が好きであった。好きになりたくないから人間を憎んだ振りをして殺し回っていた。でも、この感覚は知らない。自分を偶像扱いしてきた人間でも、化け物扱いをした人間でも無く、人間として接してきたのだ。
なんて可愛い、なんて素直。_____殺したくなるやん。
「っ、ふふ。ははは！！俺、ちょろいわ！！あかん、殺してまいたくなるやん！！！」
『……え？』
「どうしたん？何か変な事言うとる？俺。別に変やないよな？なあ！！ええんやで、トントンの加護を受けようが何しようがお前が側に居てくれるんやったらええ。その代わり死体になったお前も愛すから」
『にげ……』
結局他の奴等に殺されてはたまったものではない。虎視眈々とAの命を狙っている奴だって中には居る。Aが苦しんでいる姿を見て愛しいと思っている奴も居る。自分だけ我慢するなんてフェアやないやん。そう思ったシャオロンはAの首に手を掛けようとしたが、野生の本能でAは部屋から廊下へと転がった。
流石に大丈夫かと落ち着くと大きな音をして壁を壊す音が聞こえる。その瞬間にエマージェンシーコールが流れて上へのシャッターが閉まった。となると上に頼る事は出来ない。出来るだけ遠い所に逃げ込もうとチーノの部屋へと入った。
「ど、どうしたん！？急にエマージェンシーコールが鳴ったって！」
『あ、あの。シャオロン、が、脱走して』
「無理無理無理無理！！シャオさん相手には勝たれへんって！ていうか何をしたんお前は」
『わ、分からないです……急に』
「やから用心しろって言うたやん」
チーノの後ろに隠れても困った顔をするだけ。誰かが隣に居るというだけでも心強いという気持ちになっている。その後に大きい音と共にチーノの部屋にシャオロンが入ってくる。
「あは、やっぱ此処に居たんやな」
「シャオさん……何でA相手にこんな殺そうとするん？」
何が地雷なのか分からないが、人間を部屋から出てまで追いかけるなんてそんなものは無いとチーノも思っていた。
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オバケ(プロフ) - 続編が8回…！？もう一回遊べるドン！×8は嬉しすぎます。無理のないよう僕たちに尊いを供給してください、お願いします！！ (4月30日 21時) (
レス) @page50 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - すごく面白かったです…！！応援してます！ (4月13日 6時) (レス) @page50 id: 55db97e30c (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なーとどさん» ありがとうございます……！！続編は少しだけ手直ししているのですが、ぼちぼちと更新していこうと思っております！！ (4月10日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
なーとど(プロフ) - この作品に出会えたことに凄く感動してます！！続きいつまでも楽しみに待ってます！ (4月10日 16時) (レス) @page50 id: 13e99d6a75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - アホですさん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえて感無量です……！れ (4月9日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
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