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久し振りにまともな食事をした事に加えて美味しい素材で作ったものだから自分でも美味しい物を食べる事が出来た事によってロボロの説教を右から左に聞き流した。ロボロもロボロで強く言う気は無い為にAが食べ終わったら、「さっさと周ってき」と追い出した。
次はひとらんらんかゾムかと迷ったが、ひとらんらんには後の方に持って行こう。夜に近い方が良いかもしれないと考えたAはゾムの方に先に向かった。
「久し振りやな。死んだんかと思ってたわ。ほんまにご飯作ってくれたんや」
『お口に合うかは分からないのですが……』
「ん、美味そう」
部屋からひょっこりと顔を覗き込ませたのは部屋の主、ゾム。何処から創り出したのか溶岩バケツを持っていたゾムだったが、Aだと分かると顔を綻ばせる。Aが寝ている３日間でゾムの部屋の床は幾人もの血を吸っているのだが、潔癖である為に煮沸消毒からマグマを創り出した事によって綺麗さっぱり消えていた。
勿論、そんな事を知らないAはゾムにご飯を差しだした。「いただきます！」と礼儀正しく頭を下げてご飯を食べるゾムにAは料理人冥利に尽きていた。久し振りに味のする物を食べられてゾムはAに食害する気持ちも無く、何事も無しで終わった。
「Aは何でこの3日間来んかったん？お陰でつまらへんかったんやけど」
『色々あって神野先生の所で治療してたんです』
「誰にやられたん？エミさんの蝶が俺の攻撃防いでくれたからその前？俺が復讐してやろか」
『いえ、やって来たのは父親ですし、私が復讐した故に此処に来たのでもう大丈夫ですよ』
事の顛末を掻い摘んでゾムに話すと最初は頷いていたが段々と笑いが込み上げて来て、Aが此処に連れられて来た理由を聞くと最終的に爆笑した。自分の過去が不幸なものだと思っていたAにとっては一瞬むっとしたが、笑い疲れたゾムにはそんな事関係無かった。
「大人しそうな顔して意外とやるやん」
『何ですかその顔！あんま褒められても嬉しくないんですよ！』
「何で？生にしがみつく事は俺は悪くないと思うけど」
死は救済だと考えているゾムだからこそ、人間が生き汚く生にしがみつく事は悪くないとは考えている。Aもそれは理解することが出来た。だが、そんなゾムこそが人間を遊び半分で殺しているのだから机上の空論と言っても可笑しくはないだろう。
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オバケ(プロフ) - 続編が8回…！？もう一回遊べるドン！×8は嬉しすぎます。無理のないよう僕たちに尊いを供給してください、お願いします！！ (4月30日 21時) (
レス) @page50 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - すごく面白かったです…！！応援してます！ (4月13日 6時) (レス) @page50 id: 55db97e30c (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なーとどさん» ありがとうございます……！！続編は少しだけ手直ししているのですが、ぼちぼちと更新していこうと思っております！！ (4月10日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
なーとど(プロフ) - この作品に出会えたことに凄く感動してます！！続きいつまでも楽しみに待ってます！ (4月10日 16時) (レス) @page50 id: 13e99d6a75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - アホですさん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえて感無量です……！れ (4月9日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
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