▶︎迷子の猫のよう ページ17
＊虫表現
(割と書いてて気持ち悪いと思いました。作者だったらこの状況は泣きます)
ーー
呆気に取られているAにエーミールは念力か何かで本を浮かした後に前まで持って来させた後にページを捲った。其処にはAの全てが書かれているものであり、これまでの軌跡が書かれていて笑えない。気持ち悪いストーカーでも此処まで詳しく調べる訳が無いだろう。そんなAの事など露知らず、エーミールはAに対して敵意など無かった。純粋な狂気を持ったエーミールは、知識を与えようとも思った。
だが、幼女に匹敵する上にショッピに保護されているAに星と銀河の間にある不気味な深層を理解し、そこに潜む恐怖を知る。そして究極の次元を見る。手触りを知り、味わう。全てを知覚できるようにさせようと思ったのだが、宇宙的根源の全てをAに教えた時、それはショッピにとってのAになるのだろうか。テセウスの船のパラドックスに頭を悩ませたが、無知でも可愛い子は可愛い。
「他の人達に何もされないように私が守ってあげましょうね。ほら、顔を貸して下さい」
『な、何を……』
「口を開けて」
Aの顎を持ってAの口を無理矢理開ける。エーミールの周りをふよふよと飛んでいた蝶々がAの口へと入る。喉に引っ掛かって気持ち悪くて飲み込んでしまうと、まるで綿飴のように溶けて胃の中へと入って行く。その後に嘔吐感と共に頭痛が襲って来る。異物がAの身体に適合出来て居ないのだ。
エーミールにはAが蝶が護るように髪の毛や周りにひらひらと動いている事が視認出来ている。また他の人達に殺されかけて残機が足りなくなったら何かに混ぜて飲ますか食べさせれば良い。自分の使い魔の蝶が脆弱な人間と適合するとかなんて可愛くて弱くてキュートアグレッション欲が出てしまうだろう！！そう歓喜した。
身体の不調諸々が無くなったAは、こんな事チェックリストに乗っていなかった。と数回嗚咽の声を上げた。エーミールはこの行為をAにしかした事が無いのだから先人が居ないというのが理由であるが、いきなり虫を口の中に突っ込まれたAにとってはチーノに引き続き……否、チーノよりもエーミールの方が得体が知れなくて怖い。
Aは半泣きになりながら残り2人を早く終わらせようと廊下に出た。普通に可哀想。
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オバケ(プロフ) - 続編が8回…！？もう一回遊べるドン！×8は嬉しすぎます。無理のないよう僕たちに尊いを供給してください、お願いします！！ (4月30日 21時) (
レス) @page50 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - すごく面白かったです…！！応援してます！ (4月13日 6時) (レス) @page50 id: 55db97e30c (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なーとどさん» ありがとうございます……！！続編は少しだけ手直ししているのですが、ぼちぼちと更新していこうと思っております！！ (4月10日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
なーとど(プロフ) - この作品に出会えたことに凄く感動してます！！続きいつまでも楽しみに待ってます！ (4月10日 16時) (レス) @page50 id: 13e99d6a75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - アホですさん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえて感無量です……！れ (4月9日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
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