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一ヶ月後、Aが死罪になり、電気椅子に連れて行かれる日。朝からいつもより豪華なご飯が出たので死ぬのだとは理解していたのだが、彼女の部屋に現れたのは執行人では無く、右腕が無い白衣の男がAの部屋へと押し入って来た。
「周防 A様。貴女は今から死罪として地下実験施設として特別研究員として働いて貰う事となりました」
『地下実験施設、ですか？』
「ええ。丁度今研究員が切れてしまいましてねぇ。博士である私もこのザマです」
『っひ……』
「因みに拒否権は有りません。逃げ出した瞬間、このレーザー銃で半月は苦しい思いをさせた後に殺しますから」
目の前の博士だと名乗った男がブラブラと右腕を動かす。その度に四肢の1つが無いという事実に吐き気が先に出てくる。嘔吐しているAを一瞥した男は時間が無いとばかりにAの腕を引っ張って外界へと連れ出した。死よりも辛いであろう罰に涙は止まる所を知らない。
明るい日差しに目を細めれば、その瞬間にヘリコプターに押し込まれる。先程の気持ち悪い物を見た上に急な空の旅という事もあり、エチケット袋が手放せない状態になりながらも無事にAが投獄されていた監獄よりも隔離された目的地へと到着した。
古びた建物に入るとモニターが沢山。だが、どれも砂嵐が映し出されていて薄気味が悪い。博士に先導されて地下に行き、何も無い部屋へと入らされたかと思いきやAは椅子に座らされる。
「この国が昔戦争をしていた事はご存知ですか？」
『はい。確か、負けたのだと』
「素晴らしいですね。実験の名残りで非人道的に化け物を創り出したのですが、当然抑え付ける事など不可能で。研究をせよと密事で政府から言われているのです。周防さんには5分間の面会と実験結果の報告をお願いします……あ。前任の方がいらっしゃいますね」
鐘の音が鳴ったと思いきや、博士は何処かへと消える。その瞬間、車椅子の音と共にAの部屋へと入ってくる。車椅子に乗っている人間は美人だったのであろう、達磨な上に目をずっと閉じているから失明しているというのが伺える。車椅子を動かしている女の人は目に焦点が合っていない。この人達が前任だというのを理解するのにそう時間はかからなかった。そして、自分もいずれこうなってしまうのかと震えていると、車椅子を動かしている女の人が徐にチェックリストと地図なるものをAに差し出した。
▶︎先人達の血が詰まったチェックリスト→←▶︎少女は地を這う
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オバケ(プロフ) - 続編が8回…！？もう一回遊べるドン！×8は嬉しすぎます。無理のないよう僕たちに尊いを供給してください、お願いします！！ (4月30日 21時) (
レス) @page50 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - すごく面白かったです…！！応援してます！ (4月13日 6時) (レス) @page50 id: 55db97e30c (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なーとどさん» ありがとうございます……！！続編は少しだけ手直ししているのですが、ぼちぼちと更新していこうと思っております！！ (4月10日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
なーとど(プロフ) - この作品に出会えたことに凄く感動してます！！続きいつまでも楽しみに待ってます！ (4月10日 16時) (レス) @page50 id: 13e99d6a75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - アホですさん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえて感無量です……！れ (4月9日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
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