1.召喚されたらしい ページ3
意識が浮けば、目の前には少年が立っている。
目はとっても色素が薄くて、髪は薄めたミルクティーのよう。そんな少年は、パチクリと何度かまばたきをした後、キラキラとした目線を僕に送る。
em「はっ！はじめまして！！私はエーミール・ヘルマンと申します！！！
あっ、あの、召喚したばかりで申し訳ないのですが、私とお友達になってください！！！」
「え。」
そんな声が漏れたのも仕方がない。いきなり友達になってくれと頼まれたのも驚きだし、なにより召喚、という単語にはもっと驚かされる。身の回りを見てみると、少年の手にはなにやら分厚い、ふよふよと浮いている本、僕の足元には魔法陣……と
大量に落ちているバナナとにこやかな笑みを浮かべている少年がプリントされている某お菓子。
この組み合わせはなんだ。そして少年、なぜバナナと某お菓子を僕に差し出しているんだ。え、そんな結婚指輪渡すみたいに跪いて渡すもんじゃないよねそれ。この世界に某お菓子が存在したのか。というよりなぜ僕は召喚されたんだ？崖から落ちたはずでは？
あれ、でもなんで落ちたんだっけ？
バナナと某お菓子の疑問から、枝分かれのように今この場にいることの疑問へとぽんぽんと困惑が生じて、頭がショートしそうになる。
一人で考えていると、少年…エーミールの手を中々取らないでいたからか、彼はしゅん…とした。
em「やっぱり嫌、ですか…？」
「あっいや全然いいよ。」
泣きそうな顔をされて、罪悪感で死にそうになったのでとりあえず承認する。
こうして僕にはエーミールの友達という称号がついた。
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レーニャン(プロフ) - いつまでもこの作品の更新を待っている。いつか正式に完結するまで。 (5月9日 9時) (
レス) @page5 id: b30d9de8f4 (このIDを非表示/違反報告)
哀歌 - 神作品をありがとう！！！！ (7月23日 10時) (レス) @page5 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
るそーる(プロフ) - てらさん» てらさん！ちゃん付けでOKですよ☺️こめんとありがとうございます💞好きという言葉を糧に更新頑張ります！ (6月11日 21時) (レス) id: c31ef83bb0 (このIDを非表示/違反報告)
てら(プロフ) - あわー(*´꒳`*)るそーるちゃん(君？)の作品めちゃくちゃ好きです！更新頑張ってください！(^O^) (6月11日 20時) (レス) id: 3db60a190a (このIDを非表示/違反報告)
るそーる(プロフ) - もこさん» 応援ありがとうございます💓💓更新日時が空いてしまい、待たせて申し訳ございません……🙇頑張らせていただきます💥 (6月11日 20時) (レス) id: c31ef83bb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るそーる | 作成日時：2023年4月10日 21時
