【rd運営】【wrwrd!】魔法使いに憧れた結果。 (ページ7)

今日:6 hit、昨日:19 hit、合計:2,432 hit

7 ページ7

「おや、コンタミさん」

「あぁグルッペンさん！先ほどの演説素晴らしかったですよ」

上っ面の笑顔を貼り付けながら2人は話している。兄さん、そんなこと思ってないくせに。てか聞いてなかったでしょ。

兄さんはいつも私の周りにいて過保護である。私に対して随分心を入れてくれているようだが。

「それで、生徒会長様が私に何のようですか」

「少し、用があってな」

不敵に笑う彼。赤い瞳が灯りを宿したように脈打つ。

寒気がした。ぞくりと神経を逆撫でされるような、そんな感覚。

おそろしい、というより圧倒的な強者というものを目の当たりにしたような。そんな感覚だった。

勝てない。そう感じた。

逆らってはいけない。逆らったらどうなるか、なんて考えたら心臓が速くなる。

「っすぐに、終わらせてくれるなら」

「あぁ、助かるよ」

そういって紳士のように優しく私の手を取り引く彼。

兄さんは声を上げることも忘れていた。

「兄さん！さき、行ってて」

大丈夫だから、と口パクで伝えると兄さんは少し顔を顰めて小さく頷いた。

大丈夫。

＿＿＿＿＿＿

高校受かって最高に浮かれています。

今なら何でも描ける気がする。

書いて欲しいやつとかあったらいってください。ネタください。