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「あー......Aさん、お疲れ様やな」
「トントンさん」
弁当を頬張りながら目の前で起きている事態をきちんとめでとらえる。
今何が起きているかというと、
ゾム、生徒会室入室
↓
グルッペンがゾムを生徒会に入れようとする
↓
ゾム、拒否。
↓
グルッペンが駄々をこねる。
↓
2人で乱闘←NEW!
正直この2人の輪に入りたくないので少し離れた所でお弁当を食べている。
2人は楽しそうに顔を生き生きとさせているが暴れているせいか生徒会室は地獄そのもの。
正直トントンさんもこの件には首を突っ込みたくないらしい。いやわかるそれな。
「これ、いつ頃落ち着きますかね」
「....さぁ？」
「昼休憩終わったら私直ぐ帰りますんでトントンさんあとのことはよろしくお願いしますね」
「うぇー....、いややわ、、」
くすくすと笑みをこぼす。グルッペンとトントンさん。どっちが生徒会長なのかわからなくなるなぁ。
大変なのはトントンさんもだろうに。
「お隣失礼してもええ？」
「はい、もちろんです」
よっこらせ、と声を漏らしながら私の隣にすわるトントンさん。おぉ、やはり近くで見れば見るほどおっきいひとだなぁ。
手とか私よりもずいぶん大きい。これで頭捻り潰されたら嫌すぎる。
「....なんか失礼なこと考えてます？」
「まさか」
そうだったこの人、感が鋭い人だった。
紙パックのジュースを飲みながら彼らの行く末を見ている時だった。
「Aさんの弁当めっちゃ美味そうやんな」
「お、ありがとうございます」
「お母さんとかが作ってんの？」
「いえ、自作です。たまに兄が作ってくれます」
食べかけの弁当をトントンさんに見せる。おぉ、と声を漏らしながら褒めてくれるトントンさん。いいな、一家に1人トントンさんほしい。
まぁ我ながら料理のセンスはいいと思う。いっつもお兄ちゃんに作らせてばっかだからね。
「お兄さんいるんやね」
「はい、一個上の」
「じゃあ俺と同い年やな、名前は？」
口が吃る。言いたくない。どうしよう
「メリー......
メリー＝コーンミス＝アッドレズです」
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ちょい。〜3/11誕生日なので祝って()〜 - 神作だぁ！！！ (3月11日 22時) (
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作者名：ヒロ | 作成日時：2024年2月13日 0時
